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<第2回>新撰組の里・小野路…山桜の布田道を歩く (2004.4.4) <フットパスまつりご案内へ戻る

4月4日午前9時30分、町田市真光寺町真光寺公園。
『第2回多摩丘陵フットパスまつり』会場

雨にもかかわらず130名が参加。昨年参加された方々が友人を伴って再度来て下さいました。
「今年は早くから応募者数が100人を超え、その準備にスタッフ一同頑張ってきました。あいにくの雨模様で残念ですが、春爛漫の小野路を1日楽しんでいただきたい…」とみどりのゆび神谷事務局長。雨のためオープニングセレモニーは昼食時に回し、雨脚が強くなる前にいざスタート。 

町田市真光寺町真光寺公園
午前9時50分、真光寺公園を出発。一行は尾根伝いに走る布田道をたどり小野路宿を目指す。先導は古街道研究家宮田太郎先生。 尾根伝いに走る布田道
布田道は幕末、近藤勇、土方歳三、沖田総司らが剣術の出稽古に小野路小島家まで通った道。道はやがて鬱蒼と密生した篠竹のトンネルに差し掛かった。往時の面影が漂う。  布田道篠竹のトンネル
道は富士塚古墳を右に見ながら三社大権現の広場に至る。
権現の参道には子供を抱いた珍しい狛犬さんがおりました。
子供を抱いた珍しい狛犬
出発して小1時間。布田道はいよいよ小野路の里へ。
ここは日本画家佐々木曜先生のアトリエの庭。
2週間前に咲き始めた桜は花を落とさず、私たちを待っていてくれました。 
日本画家佐々木曜先生のアトリエの庭
我が「みどりのゆび」も国際的になりました。アメリカ出身のキャサリン・ライリーさん(写真左)とドイツ出身のレナーテ・タマムシさんもウォークに参加、お二人とも最後まで元気にウォークを続けました。 アメリカ出身のキャサリン・ライリーさんとドイツ出身のレナーテ・タマムシさん
アトリエから20分、布田道は「みどりのゆび」が町田市から委託されている管理地『小野路宿緑地』へ。布田道に並んだ一行に管理地を説明する神谷事務局長。  小野路宿緑地
布田道はやがて曲りくねった珍しい切通しに差し掛かった。
「かつて鎌倉古道はこの切通しの上を通った形跡があります。
切通しがいつ出来たかは記録がないので分からない。本日はこれより鎌倉古道をたどり小野路宿に向かいます」と宮田先生。 
布田道の切通し
切通しから15分、鬱蒼と茂った竹林の中に突如ポッカリと口を開けた縦穴が現れた。直径約60センチ、深さは2メートルまで確認出来るが堆積物があるため詳細は不明。「隠れ家か、貯蔵庫か、あるいは抜け道か、今後の調査が待たれます…」と宮田先生。  縦穴
やがて古道は尾根から右折して小野路宿に降りた。ここは近藤勇らが出稽古に使った小野路小島資料館の前庭。「小島家には道場がなかった。この庭で近藤勇や土方歳三、沖田総司らは近郊の青年たちに天然理心流を指導した。ここには約1万点に及ぶ新撰組の資料がある…」。小島政孝館長(小島家24代目)は新撰組と小島家の関係を説明した。 小野路小島資料館の前庭
12時過ぎ小野神社に到着、昼食となる。凍えた手に暖かいケンチン汁と赤飯が届きホッと一息。食材は全て小野路のもの。心のこもった料理はおいしい。  小野神社の昼食
13時30分、神谷事務局長より改めて挨拶。
ウォークを支えて下さった方々を紹介の後、小野神社を出発、神社裏山の馬場に向かう。馬場の竹林には五輪塔、如意輪観音、無縫塔(卵塔)、墓標などの石仏群が鎮座していた。 
馬場の竹林
石仏群−清浄院跡−八王子道(古道)とウォーク。途中で八王子道から左に分かれて奈良ばい道をたどる。やがて道標が立つ三辻に出た。私たちは道標と直交する城道をたどり小野路城址に向かった。雨脚が強くなり、ぬかるんで滑り易い。  道標が立つ三辻
道標から15分、小町井戸に至る。小野小町が病に罹り、この湧き水で目を洗ったところ全快したと伝わる。水は真夏でも枯れることはないという。「誰か顔を洗って見ませんか。絶世の美人になりますよ!」と宮田先生。山城にとって水は欠くことの出来ない大切なもの。  小町井戸
小町井戸の真上にある小野路城址。城は小山田城の副城で1174年ころの築城と伝わる。都内で最も古い城址の一つ。山頂の広場には御岳神社と蛇塚が奉られていた。  小野路城址
小野路城址を後に尾根道を下る一行。山桜の花の下に傘の花が連なる。  小野路城址を後にした尾根道
15時。図師小野路歴史環境保全地域に至る。シイの大木の下で田極公一歴史環境管理組合理事長が「環境保全とは昔のままの農業で自然を守ること」と保全の意味を説明した。  図師小野路歴史環境保全地域

保全地域から尾根を下り万松寺に至る。枯山水の庭園を観賞。本堂脇の土蔵には、昭和20年5月25日の空襲で被弾した
焼夷弾の貫通痕が生々しく残っていた。 

 

 

万松寺の枯山水
万松寺脇の薄暗い旧道を進む。赤い頭巾に当子をした可愛い六地蔵がおわしました。七体おられて六地蔵とはこれ如何に。
「左端のお地蔵さんは背が高く顔つきが違う。きっと転校生でしょう…」と宮田先生。 
六地蔵

15時40分、本日の最終目的地小野神社に到着。「本日は雨の中、ご苦労さまでした。またのお越しをお待ちします」と事務局より。春雨に煙る小野路の里、1万6千歩のウォークでした。 

 

 

写真と文: 小野島營さん

 

小野神社
【ご支援いただいた方々(順不同)】古街道研究家:宮田太郎氏 外務省:田中映夫氏 和光大学:岩本陽司氏 東京農業大学:栗田和弥氏 小島資料館々長:小島政孝氏 小野神社総代長:小林重一氏 小野路町:小林文恵氏 小林政江氏ほか多数の皆さま 図師小野路歴史環境保全地域管理組合理事長:田極公一氏NPO法人夢連:諏訪賢一氏 
【協力】小野神社 小島資料館 【後援】町田市 津久井町 【協賛】小田急電鉄 
【事務局より会員の皆さまに謝意】雨にもかかわらず帰宅者はほとんどありませんでした。皆さん最後までウォークを続け、笑顔でお帰りいただけたのは、偏に多数の会員の皆さんが手伝って下さったお陰。多くの会員の支援を受けて、「みどりのゆび」は着実にそしてしっかりした組織に育って来ました。ご協力有り難うございました。 
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