みどりのゆび 多摩丘陵フットパス・ウォーク
 


第32回  【フットパスガイド養成講座:多摩丘陵の植物】 
〜小野路宿緑地の植生調査〜
【講師:山田隆彦(日本植物友の会副会長
】 

(2013年10月13日(日)10:00〜15:00)

 

【内 容】今年から小野路の鎌倉街道宿緑地は「みどりのゆび」と恵泉女学園(宮内先生)とが一緒になって町田市の指導のもとに全体的な管理を行うことになりました。スミレ博士の山田先生と小野路の植物をよく見てみましょう。
【場 所】小野路宿緑地
・参加者:10名
・天気:快晴

 

山田講師より、植生調査のお話。 布田道(近藤勇、土方歳三らが小野路へ出げいこ
に通った道)の脇の小野路宿緑地
 
道端にカラスウリの実。中の種がおもしろい。果皮をきれいにふき取ると、「うちでの小槌」の形の種が現れる。お財布に入れると、いいことがありそう。 緑地もかなり草ぼうぼう。この中へ入り込み植生調
査開始。

 
これはカナムグラ。茎にある下向きの強いトゲで、木や電柱などに絡みつく。 ヤブミョウガがおもしろい。白い花のあとに、青紫
色の美しい実をつける。さらに、この実をつぶすと、
液がでずに、砂のようにくずれ、ルーペで見ると鉱
石のような独特のタネが現れる。
 
ミズヒキ。赤い穂がびっしりと思っていたら、小さい花をよく見ると、上が赤く、下が白い花である。これを紅白の水引きに見立てた名。 葉の見分け方、葉柄有がコナラ、同じ葉でも葉柄
無がミズナラ。また、葉の匂いも、臭いのから良い
臭いまで、いろいろ確認した。
 
野原の調査を終え、木漏れ日の山側の調査へ なんでも質問してくださいと山田講師
 
テイカカズラ。茎から根(気根)を伸ばし樹木をよじ登ている。 山田講師もポイントポイントで撮影を。アズマネザサ
の密集が目立ち始める。
     
さらに道を切り開きながら山を登る。 ヒイラギ、サクラ、スダジイの3本の巨大な古木の
下で昼食。
 
頂上近くの雑木林はアズマネザサで覆われ他の植物の生育を妨げ、生き物の種類が減り、暗い雑木林へ戻りつつある アオイスミレ。花の咲く春が楽しみです。
  
オオモミジハグマ。モミジそっくりの葉、白いリボンのような花がたくさんついている。この群生が見られた。 カシワバハグマ。がっしりした花茎から白いリボン
のような花を咲かせている。
 
サンショ。実は赤く熟し割れて黒いタネが出る。 タマノカンアオイ。多摩丘陵周辺のみに生育、絶滅
危惧種。
本日参加されたみなさまと。  
 秋晴れの気持ち良い一日、小野路宿緑地の植生調査を山田隆彦講師(全国植物友の会副会長)のご指導の下行いました。草ぼうぼうの草むら、「雑草と言う名の植物はない。(昭和天皇)」のお言葉通り、すべての目につく植物の名と特徴、生き様など、山田講師のいつもながらのユーモアある、たのしいお話を聞きながら、有意義な植物観察フットパス(約150)でした。参加されたみなさまも大変植物に詳しく、いろいろなお話が活発にとびかい、、次回は、冬に行いましょうと決まりました。この緑地は、依然はよく管理されていたのでしょが、現在は雑木林の大敵、アズマネザサがはびこり、管理された明るく美しい雑木林から、暗い雑木林へ一部戻りつつあります。ここは自生のホタルも生息する東京都では大変貴重な自然が残されています。みなさまのご協力で、下草取りを行い、明るく美しい雑木林へ復帰させ、多くの野草と生き物たちが生きる環境(生物多様性)を守り、美しい原風景を子供たちに引き継ぎましょう。(田邊博仁)
主  催:NPO法人「みどりのゆび」
講  師:山田隆彦
事務局:神谷、鈴木(郁)、片岡、田邊
 
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