みどりのゆび 多摩丘陵フットパス・ウォーク
 


【他のまちのフットパスをみてみよう:長野県栄村】 
〜長野県栄村のフットパスコースを歩く〜
【講師:NPO法人信州アウトドアプロジェクト 島崎 晋亮】 

(2015年6月27日(土)、28日(日))

 

【内 容】毎美しい秋山郷で有名な長野県栄村のフットパスができました。ザ里山というすばらしい景色と歴史と地元やIターンの若者のおもてなしの旅です。車で分乗していきます。会費は2日間のプラン全部で19800円です!コースは「常慶寺・仙当城跡巡りコース」を歩く。
【コース】27日
15:00  受付 ウエルカムパーティ
17:00  懇親会 料理は栄村の郷土料理
宿泊   トマトの国
28日
09:00  常慶寺・仙当城跡巡りコース、スタート地点までは車移動
12:00  昼食 懇談(月岡公民館)
14:30  解散
車で町田まで
・参加者:5名
・天気:晴

 

仙当城址にて参加者と。 栄村は長野県最北端、新潟県県境にある。千曲
川が流れ、JR飯山線が走る。
 
栄村フットパスのオープニングイベント始まる。今回の「7.85フットパス」リーダーの島崎氏よりウェルカム挨拶。 栄村役場の商工観光課長斉藤氏より栄村の全
体の紹介。「みどりのゆび」参加者5名。熊本より
1名、秋田より1名。地元の参加者多数。
日本フットパス協会の尾留川氏より、あらためてフットパスの紹介。
「フットパスって何?」;「フットパスという薬と思
ってください」と尾留川氏。地域を元気にする薬
ととらえ、薬の成分は細かく問わない。
 
「何故、今フットパスなのか」;お金のかからない地域創生、復興であり、楽しくできる。 リーダーの島崎氏より、栄村のフットパス紹介。
 
「栄村フットパスの目指す姿」、村民のよるコース作りとマップ作りが、来村者とのつながりを築く 「7.85フットパス」の命名由来。そして、完成した
三つのフットパスコースの説明が各担当者より行
われた。
     
続いて懇親会へ、各自、自己紹介を行う。熊本、美里フットパスの濱田氏。 栄村の参加者の自己紹介も。みなさん個性豊か
な明るい人達でした。料理は地元シェフとお母さ
んの手料理。
  
お母さんの手料理。 地元アスパラも。
 
参加者と懇親会後、記念撮影。宿への帰り道、田んぼで、カエルの合唱を聞きながらのホタル観察会は楽しい経験でした。 翌朝(28日)、宿泊した中条温泉「トマトの国」周
辺を歩く。右はフットパスを企画した復興支援若者
たち「NPO法人信州アウトドアプロジェクト」事務所。
 
「トマトの国」横の中条川の裏山は未だ崩壊の傷跡を残していた。 「トマトの国」に立つ、復興記念植樹(平成26年)。
     
今日(28日)はフットパスコース「常慶寺・仙当城跡巡りコース」を歩く。出発地点の横倉地区に集合。 コースガイドは商工観光課長斉藤氏。「この裏の
グランドには仮設住宅がずらりと並んでいた。」と。
 
被災者は仮設住宅からこのような震災復興村営住宅へ移り住んでいる。 JR飯山線、横倉駅へ飯山行きの列車がちょうど
入ってきた。
     
横倉駅から栄村小学校横を通り千曲川を渡り、正面中腹高台の常慶院へ向かう。 県道407号線、百合居橋を渡り、箕作地区へ入る。
 
冬は3〜4mの豪雪地帯、特徴ある急勾配の屋根を持つ農家は来村者には珍しい風景だ。 豪雪地帯の消火栓もおもしろい。取水口は高さの
違う3箇所あり。
 
修理復旧した農家の家と緑の田んぼを歩く。 田舎暮らし体験住宅」、1日〜1週間ほど滞在可能、
無料とか。
     
村の高台にある常慶院へ向かう。高台からの農家と田んぼの風景が美しい。 常慶院に到着。仁王門(1860)と奥の山門(1850)
を構えた大伽藍のお寺。信越界の大禅林である。
 
山門は豪雪に耐える大きな屋根を持つ、二階作り。 また、山門は「信濃の陽明門」として名高く、手の
込んだ彫刻が施されている。
     
大きな杉並木にはかっての大伽藍の面影がある。さらに登り、開山堂へ。 金華山定慶院の開山堂、1398年、豪族市河氏の
開基、菩提寺であった。
 
この山の頂上付近(1000m)が、昨日ミズバショウに出会った野々海高原。峠を超えると日本海である。 山門を振り返りながら、高台を下る。
     
常慶院の高台から見た美しい田園風景、これから田んぼの奥の月岡地区、さらにその奥の仙当城跡へ向かう。 途中で、農家の人の菅笠姿に惹かれお話を伺お
うと近づくと、なんと栄村の島田村長さんであった。
 
遠くの高台に常慶院。道の右の田んぼの中に湧き出た温泉、百合居温泉があった。 ゆっくりと地元の人と会話を楽しみながら田んぼ
の道を歩いた。
     
赤い屋根の観音堂の横をさらに進む。 これは「でぇこつぐら」。冬の野菜のわらの保存庫
のこと。大根を「でぇこ」と言う。特産に「猫つぐら」
がある。雪国の冬支度のひとつだ。
       
「でぇこつぐら」の横にも背の高い消火栓が。 さらに進み、月岡公民館横の稲荷神社で休憩。
 
しばらく緑の中の林道を上がり、ここから仙当城跡への遊歩道へ入る。 沢を渡る趣きのある木橋を渡ると、仙当城遊歩道
の道標が立つ。
     
戦国期の山城跡。大きな堀切が見事に残り、武田、上杉の築城研究にも貴著な存在とか。 遊歩道とはいえスタートは岩場が続く。
     
途中、イワウチワの葉など植物を見ながら落ち葉の道を登る。 20分程登ったが、「あと半分」の道標。これに元気
づけられる。手作りがいいですね。
  
ブナの大木を登った熊の爪あとがはっきりと。 これは熊の糞。
     
立ち枯れたコナラ、害虫被害が広がっている。 一の坂、二の坂、三の坂を登り、頂上へ近づく。
     
仙当城跡へ到着、約30分の山城への登り。地元の人が草刈りなど道を整備していただき気持よく登れた。 このような大きなはっきりした堀切がしっかり残って
いるのは珍しい。
 
全員が無事に登り記念撮影。歴史ある古寺、古城跡とと緑美しい田園風景の中を歩く、気持ちのよいフットパスコースでした。 下山し、月岡公民館にてお母さんたちの手作りの
ごちをいただく。新鮮野菜サラダとわらび。
     
キュウリとズッキーニの一夜漬け。 地元野菜の天ぷらと伽羅の煮付け。それに、豚
汁も。
     
おにぎりときなこで食べる特製のちまき。完食後、本日のフットパスの反省会を行い、解散しました。ありがとうございました。 番外編で、栄村特産のえのき茸栽培農家を見学
させていただく。
 
エノキができるまで約60日、低温、青色LED、マイナスイオンを活用した独自の製法。美味しく日持ちの良いエノキである。  
 
2011.3.12震災復興途上の長野県栄村に美しい自然が戻った。次は村の心の絆にと、地域おこしの処方箋であるフットパスを復興支援の若者と村の人々が始め、三つのコースが出来上がった、今回はそのコースを歩いた。
 栄村に来て初めて知った。東日本大震災の翌朝未明、長野県最北端の栄村で震度6強の巨大地震が2時間以内に3回も相次いで発生。道路、鉄道、田畑、住居の崩壊など甚大な被害、東日本大震災の陰に「忘れられた被災地」であったのだ。
 地震発生後、復旧・復興が始まり4年が経過。真新しい復興住宅が建ち、新築、修復の家々、震災前の「にほんの里100選」の緑豊かなやすらぐ村を取り戻しつつある。復興支援のため大阪や千葉などから栄村へ移住した若者たちが村民とともに、今回は栄村「7.85フットパス」のコースを新設、27日にコースのオープニングイベント、28日にフットパスコースを歩いた。歴史ある仁王門の常慶院を見ながら歩く田んぼの小径、でっかい堀切を持つ戦国期の山城仙当城跡へ登る遊歩道を歩く気持ちのよいフットパスコースでした。そして、公民館で地元のおもてなしの昼食を頂き、フットパスイベントは終了した。(田邊博仁)
〜以下は地元の人との思いである会話から〜
 「震災後、なんもかも破壊され、なんもやる気が起こらず、なんの目標もなくなった。そんな中から、古道(善光寺街道)を復興しようとの声が上がり、なんもかも忘れて皆で埋もれていた古道を掘り起こした。」(古道コースの小滝村の方)「冬は雪の白一色、何もできない。何もできないということも良いもんだ。」(村びと)「百合居温泉の看板の薄れた字を書きなおしてくれ。昼のおかづ1ヶ月分でどうだ?」(村びととから若者へ)「栄村へ来るときは必ず作業着に着替えて来る。高齢者の方が即、あれやってくれ、これやってくれっと」(中学同窓会へ参加の埼玉の栄村出身者)
主  催:NPO法人「みどりのゆび」
講  師:NPO法人信州アウトドアプロジェクト 島崎 晋亮
事務局:尾留川、田邊
 
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