•  フットパス活動の記録

緑地管理
2021.09.19
緑地管理
生い茂る夏草刈りと枯れ木の整備
人気ある切通しの景観も改善


 当会管理地は町田市小野路町大犬久保谷戸の奥で、布田道沿いの1) 緑地 後背山地と 2) 竹林です。布田道は江戸期小野路宿から甲州街道調布の布田五宿を結ぶ重要な脇往還であり人馬が行き交いました。そんな長い歴史と緑豊かな自然に恵まれて、管理地は心安らぐ憩いの広場でもあり汗をかく作業場でもあります。





2021年 9 月 19 日 日 天気:晴 参加者: 9 名

[緑地草刈り] 6 月作業以来の現地は夏草が緑地全体を厚く覆い、中央部の枯れ高木は強風で倒れ、西側部分では高さ 3 mを超えるオオブタクサがはびこるという著しく荒廃した有り様。先ずは草刈機で物置小屋への通路と駐車地の草刈りの後、手鎌で小屋近辺の草刈りを継続した。草刈機 2 台は花粉アレルギーが懸念されるオオブタクサ刈りに集中した。



 6月町田市に伐木を要請していた枯れた高木が処理される前に倒壊していたので、チェーンソーを扱える石垣さんが木幹は短く切断して脇に置き、枝類は一カ所に積み上げて乾燥後には焼却出来るよう整理してくれた。
 全員で草刈機もフル稼働させて雑草刈りをしたが、午前中の 2 時間では必要最低限しか出来ず、なお緑地全体は荒れた印象のままで終わった。

10月 31 ( 日 ) 天気:曇のち小雨 参加者: 9 名

[緑地草刈り] 布田道沿いのヒガンバナ葉周りの雑草を手鎌で除き、カナムグラが取り付く灌木類を切り取り、先に草刈機で刈り積んでいた刈草を奥に移した。前回作業では不充分なため適宜折りを見て草刈りを相当継続してあったので、天気予報より早く冷たい小雨が降り始め作業は途中で切り上げたが、緑地全体として整備され美しい印象となった。
 鈴木由 さんと神谷さんが前回積んであった倒木枝を焼却する焚火でリンゴ、ジャガイモ、サツマイモのホイル焼きをしてくれたので、作業の終わりに皆で楽しむことが出来た。特に紅玉リンゴ焼きは酸味を残す甘みが香ばしく嬉しかった。

11月 14 ( 日 ) 天気:晴 参加者: 6 名

[竹林草刈り ] 竹林エリアの危険な枯木は町田市が要請どおり伐木してくれたが、予算の関係から搬出されず短く切断して並べられていた。集会場付近は雑草と小竹がはびこり足を踏み入れ難い状態につき、先ずは全員で駐車地から草刈りをしてアクセス路確保に専念した。
 集会場周辺は一応改善されたが、管理域全体では倒木や倒れそうな竹や木々が散見される荒れた状態のままであり、次回以降の作業課題とした。

12月 12 日 日 天気:晴 参加者: 6 名

[竹林整備 ] 前半は前回に続き集会場の草刈りと灌木除伐をして来春筍刈りへの準備を進めた。後半はハイカーが往来する切通し付近に移動して布田道との境界部の整備に当たった。枯れた竹を切り倒したり、道脇に落下した木枝や腐蝕した竹積みを片付けて、通行人に被害が出ないようにすると共に人気ある切通し景観改善に役立てた。
 切通しの小野路宿絵入り当会案内板を埋め戻し、緑地の案内板文字を書き直し、会員募集チラシ箱の新設など、広報活動強化策として来春桜が咲く前に整備しておきたい。


(写真:神谷 由紀子)


2022年 1 月 16 ( 日 ) 天気:晴 参加者:9名

[看板整備 ] 経年劣化で傷んだ緑地 竹林周辺エリアの看板類を原状回復させるとの事務局長提案で看板類 4 本はペンキ文字上塗り アクリル板取替え 杭先削り直しなど整備加工のうえ、然るべき位置に埋め戻し、設置当初に迫る見易さと美観を取り戻すことが出来た。特に当会里山マップ案内板は通りすがりのハイカーに好評であり、マップ販促と新会員募集に効果的な内容 形式を今後皆でさらに検討し地道な改良を続けて行きたい。
 風もなく穏やかながら小寒い緑地では、我々の作業成果を褒めるかのようにロウバイが甘く優しい香りを漂わせてくれるなか、久しぶりに皆で揃って「小野路宿里山交流館」に向かい、素朴で味わい深い名物地粉ウドンの昼食を楽しんでから解散した。





 タヌキの足跡と松ボックリの炭緑地の整備をしていると、時々面白いものに出合う。
この間、緑地の隣の畑にタヌキの足跡を見つけた。メイさんが「大きいのと小さいのと両方あるわよ」と気が付いて、親子の足跡に違いないとの結論になった。
 暗くなってから、親子のタヌキが山から下りて来て、フカフカの土が気持ち良くて歩き回ったのだろうか。足跡は1回しかないので、耕した直後が一番のお気に入りなのだろうか。他の畑でも足跡を見ると、どんな顔をして歩いているのかと想像してしまう。


松ボックリの炭。除臭用にも楽しそう

 焚き火をした時、松ボックリの炭を作ったことがある。蓋に小さな穴を開けた缶に松ボックリを並べ、火の中に置いておくとシューシューと水蒸気が出てくる。水蒸気が止まった時に火から缶を外し、蓋に栓をして冷めるまで置くと、見事な松ボックリの炭が出来上がっている。簡単でおもしろい。これから焚き火の時は、いろいろな素材で炭を作るのはどうでしょうか。
 求む『 蓋付きの缶 』『 松ボックリ 』『 炭にしたいもの 』 。

(文:鈴木由美子 写真:神谷)
2021.09.19 22:30 | 固定リンク | 緑地管理
コロナ禍で田植え作業は断念 草刈りの合間に散策する人と交流も
2021.06.12
コロナ禍で田植え作業は断念 草刈りの合間に散策する人と交流も
6月12日(土) 天気:晴 参加者:5名

前回の物置小屋前の広場より西側に拡げての草 刈り作業を開始。2台のエンジン草刈り機のうち
1台は不調だったので、合田さんの使う1台と手 鎌で作業。手鎌ではやっぱりはかどらない。思う ように刈り払い面積を拡げられなかった。
三々五々、緑地付近を散策する人も増えている。 私たちが休憩していると、そんな中の一人から声 がかかったのでお誘いし、しばし歓談。「みどり のゆび」の活動やフットパスの冊子を発行してい ることなどをおしゃべりする。
この日は地元在住の会員、廣瀬さんから大玉キ ャベツのお土産があった。帰宅後、妹に「キャベ ツを分けてあげる」と連絡すると、「里帰りでも してきたみたい」と言って取りに来てくれた。
当初、恵泉女学園大学の田んぼで田植えを手伝 うことになっていた日ではあったが、「緊急事態 下なので公共交通機関を使わず参加できる方、コ ロナ感染不安を感じない方、という条件をクリア し、参加希望される方は、事前に参加意思表明く ださい」という連絡で不参加に。しばらくは不自 由なことが続くのだろうか。
(新納 清子)

2021.06.12 12:58 | 固定リンク | 緑地管理
草刈りのご褒美 タツナミソウの群生に出合う!
2021.05.15
草刈りのご褒美 タツナミソウの群生に出合う!
5月15日(土)天気:晴 参加者:6名

半年ぶりの緑地は、小さな子の背丈ほどにも雑 草が生い茂っていた。それでも久しぶりの森林浴 でマイナスイオンを頂戴し、身体中がほぐれてい くような開放感がある。

手分けして草刈りに精出し、一輪車にまとめて は運んで積み上げた。
一段落したところで鈴木さんが「そういえば、2~3年前にタツナミソウ見つけたんだけど、この辺りにまだたくさんあるのね」と。早速彼女の案内で探索に出かける。途中、皆が歩く雑草の中には赤い実があちこちに。可愛らしい! 「グミかしら」、「木苺かと思った‥‥‥」と楽しい。
本当はウグイスカグラの実だということが後で分かった。でも食べられるらしい。

草地と雑木林の斜面を分ける小川の辺りで、大 きな木の根元一面にタツナミソウ発見! 紫の花 びらを波頭のようにくるっと巻いた姿で群生して いる。感動! 大切に護らなくては。
(新納 清子)


今年のタケノコの出来具合は?(神谷)


恒例のタケノコ汁のお味は?(神谷)

2021.05.15 12:54 | 固定リンク | 緑地管理
竹林の整備あってこその タケノコ掘り、今年は?
2021.04.10
竹林の整備あってこその タケノコ掘り、今年は?
4月10日(土) 天気:曇 参加者:?名 コロナ禍とこの時期の天候不順、結果としての竹の生育不調は、毎年のご褒美、タケノコ掘りの楽しみも削いでしまいました。

冬から月に1日続けて来た竹林の整備は、タケノコ掘り本番の4月に備えて拍車がかかります。3月21日(日)の直前整備は雨のため中止。それでも熱心な合田さんから、「近いんだからどうですか?」と声がかかり、26日(木)には二人で竹林の整備をすることに。竹林では雑木を含めて倒木が数本あり、足場も悪い状況。これをノコギリで裁断して広場に集め、4月10日(土)に予定されているタケノコ掘りに備えました。

さて気になるタケノコの出具合は? 今年はど こも不作という評判も気になり、本番の10日を前 に、続いて4月7日(水)には下見を敢行。広場 を挟んで上段の竹林では、それでも2本程を確認 できましたが、数カ所、掘り返された跡があり、 鬼皮が捨てられていました。下段でも10カ所以上 の堀り跡があり、これは会員以外の侵入があった としか思えません。なんとかならないものでしょ うか。
そうこうする内にタケノコ掘り初日。まずまずのお日和に恵まれて、昨年同様、各人コロナ対策をしての有志の集合です。広場では恒例のタケノコ汁の鍋が主役の投入を待っています。今年はやっぱり不作のよう。それでも参加者全員でタケノコ汁に舌鼓を打ち、倒木を集めた焚き火にくべたホイル焼きで、春の香りを味わうことができました。
この後予定されていた17日(土)、25日(日)のタケノコ掘りは中止。雨や、25日には緊急事態宣言の発令もあっての残念な判断でした。

竹林整備の観点からみれば、タケノコの不作は 竹の伐採し過ぎによる生態系の変化だろうか? いや地球環境、温暖化に原因があるのでは? な どと考えながらも、来年に期待したいと思ってい ます。
(井上 メイ子)

2021.04.10 12:50 | 固定リンク | 緑地管理
コロナ禍もどこ吹く風、 元気な雑草と格闘、花を楽しむ
2021.02.21
コロナ禍もどこ吹く風、 元気な雑草と格闘、花を楽しむ
2月21日(日)天気:晴 参加者:5名

作業当日前半は緑地の、後半は竹林の整備を した。

緑地では合田さんが草刈りを進め、私たちはま だしぶとく残っているブタ草を抜いたり、石垣さ んの号令のもと、すでに刈ってあちこちに山にな っている草を1カ所に集めて焼く作業をした。

メイさんがフォークで次から次へと一輪車に草 を積み上げながら、「まるで農場で働いてるみた い」と、ウフフと笑っている(この2日後、かな りの筋肉痛に見舞われることになる)。火のところ まで草を運ぶのに忙しく、結構きつい作業だった。

緑地があらかた整った後、石垣さんが火の始末 に残り、4人はそれぞれノコギリを手に竹林に向 かった。 台風のせいか、入り口側の木の枝が幹 から引き剥がされるように折れていて、根元には 太い枝が何本も散らばっている。この枝をタケノ コ掘りの時に使う薪にするため、合田さんたちが
60センチほどに切り揃えたが、細いノコギリでの 作業は根気のいる仕事だった。

竹林の端に粗大ゴミが放置されているのを発見。 なぜここに捨てるのか。そういえば、来る途中の 道端にこのゴミの外箱が無造作に捨ててあった。 町田市にゴミの処理を依頼するため、神谷さんが 現場の写真を撮った。

斜面に生えていた細い竹も何本か切って1カ所 に集め、再び緑地に戻った時には火の始末がすっ かり終わっていた。

緑地の真ん中辺りにあるコブシの大きな木に蕾 がたくさん付いていた。もう10日もしたら見事な 眺めだろう。ロウバイの若い3本の木には薄黄色 の花がいっぱい咲いている。もう1週間早ければ 香りも見栄えももっとよかったに違いない。


ロウバイ(横山)


タツナミソウ(横山)


この日は暖かくて、小野路を歩いている人が多か った。 ( 鈴木 由美子 )


枯草を集めて(神谷)


整備された緑地(神谷)
2021.02.21 12:47 | 固定リンク | 緑地管理