•  フットパス活動の記録

緑地管理
2020.11.22
カナムグラから植物たちを救出 ごほうびは甘い柿・禅寺丸

11月22日(日)緑地:10~12時 天気:晴 参加者:鈴木(由)、西谷、神谷

緑地のあちこちにコンモリ、フンワリした小さな緑の山が出来ている。一見微笑ましい光景だけれど、これは「かなもぐら」という植物がジリジリと地面を這い、周りの植物に覆い被さって出来た物である。「カナムグラ」は、葉の形はもみじに似てキレイだけれど葉にも茎にも棘がある。私達は茎に足を取られながらも鎌を振るい、次々に若い木々や切り株やコスモスの花を救出した。
通りがかりの人が、先を割った竹で上手に柿の実を採り「有り難う。いい経験をさせてもらいました」と2個の柿を手に去って行った。
私達も休憩の時に柿採りに挑戦。合計12個も収穫した。美味しかった。種を埋めたら8年後に美味しい実を付けてくれるだろうか。取り敢えず種を取っておこう。12時過ぎに作業を終えた。
(鈴木由美子)

禅寺丸がたくさん採れました。実は固いまま熟すので食べるととてもおいしい柿です。
(神谷由紀子)



2020.11.22 00:00 | 固定リンク | 未分類
真光寺
2020.11.08
新撰組の近藤勇らが歩いた布田道と 緑豊かに整備された真光寺公園の今
11月8日 (日) 天気 : 晴 参加者 : 11名 まずは鶴川街道の「入谷戸」バス停を出発。そ
の昔、新撰組の近藤勇・沖田総司などが小野路宿の小島道場へ通ったといわれている尾根・布田道を歩き始めました。朝、寒かったですが、歩いて行くうちに汗ばむほどになり、上着を脱ぎました。

町田いづみ浄苑や電源開発西東京変電所という 自然にはいささか違和感のある施設を通り抜けれ ば、途中、途中は咲いているお花の名前を聞きな がら歩くのも楽しい道で、赤い実をたくさん付け たマユミが印象的でした。春になればサクラの花 が見事な場所も通りました。

この後、鎌倉街道付近でトイレをお借りしたのは 会員の松尾さん宅。ここに住んでは畑作りを楽し んでいらっしゃるそうで、収穫したばかりの珍し いサツマイモ「ムラサキイモ」をいただくという うれしいサプライズもありました。

ここからUターンして飯守神社へと向かいまし た。飯守神社の裏手の山道を歩き、朝、出発した
「入谷戸」に。以前から評判のレストラン「タッ クルステーキ」でランチをとるためです。里山歩 きの途中のちょっとしたお楽しみも新鮮なもので、 足元にかなり気を使う山道もなんのその。午後の パワーアップにもなりました。

さて「入谷戸」の目の前に広がる真光寺公園。 ちょうど紅葉が始まったばかりで、ケヤキやカエ デなどがダイナミックな芝生の丘を彩っています。 この公園は、たしか20年位前にはただの小高い山 が宅地開発に伴って造成され、現在のような池や 起伏のある公園に生まれ変わったのでした。

春、丘の上にはウメが咲き、サクラが咲き、お 弁当を広げてお花見を楽しんだり、丘の斜面では、 子ども達が段ボールをお尻に敷いて芝滑りを楽し む賑やかな声が聞こえます。また、冬の雪が降っ た景色は格別のものがあります。近代的な住宅地 と里山を結ぶ公園の価値が実感できる場所です。


紅葉の真光寺公園


しばらく公園の秋を楽しんだ後、鶴川方面に向 かう町田と川崎の県境を歩くことになる尾根緑地 へ。晴れた日なら富士山がきれいに見える場所に 出ましたが、今日は残念ながら富士山もお休みの 日でした。




尾根緑地を歩く


神明神社を経て真光寺川方面に下りる途中では、 今も残されている茅葺屋根の石川邸「みんなの古 民家」を見学させていただき、ゴールの鶴川駅に 向かいました。
(土肥しず子)
2020.11.08 00:00 | 固定リンク | 未分類
小野路宿
2020.10.25
陽だまりの中で、秋の里山、 小野路宿を満喫した1日!

10月25日(日) 天気:晴 参加者:11名

午前10時、集合場所の「別所」バス停には、朝から目映いばかりの陽光が降り注いでいます。この日の参加者の中で、この陽光を浴びて一際輝いていたのが、東京農工大学の現役大学生・四宮さん。次代の「みどりのゆび」、そしてフットパス界を担う期待のホープです。



木漏れ日を浴びて・・・。右端が四宮さん

若い力が加わり、この日のウォーキングは活気 に満ちたスタートとなりました。マップ改訂を意
識し、道標のチェック等をしつつも、秋の陽だま りの中、里山の樹木と新鮮な空気に包まれて、会 話が弾み、心身ともにリフレッシュしていくのを 感じます。



秋の陽光の中、ウォーキングスタート

のどかな農村風景が楽しめる谷戸沿いの道は、石 垣と手入れされた生け垣の調和が美しく、いつも ながら地元の方々の生活意識の高さが伺えます。



石垣と手入れされた生け垣が見事

さらに進んで、眼前に広がる里山と畑が織りな す美しい景観は、まさに、これが「ザ・里山」と 思えるほどです。ここが東京都であることを忘れ てしまいそうでした。


里山の原風景が色濃く残る「秋の小野路」


上の写真は、一昨年10月に撮影したものではあり ますが、このような里山の原風景は、小野路宿で は珍しいものではありません。随所で見られます。
2020.10.25 00:00 | 固定リンク | 未分類
「にほんの里山100選」小野路をもっと 知ってもらいたい
2020.10.25
当日は、朝から絶好のウォーキング日和となり、 春からのコロナ禍で巣ごもり状態が続いていた私 には、ストレスから開放される久しぶりのウォー キングとなりました。
真光寺から続く布田道の途中にある我が家から、 集合場所の「別所」バス停までは徒歩3分です。

11名の仲間が集合。神谷さんからはコロナ対応 としてマスク着用、3密回避の注意があって出発 です。バス停から布田道を歩き、大久保の分岐点 に到着。布田道を左手に進むと関谷の切り通しへ と続きますが、私たちは右手にあった妙桜寺方面 への案内板(手入れが必要)方向へ。なだらかな 斜面を登って行くとお馴染みのムクロジの大木が 右手に。左手、一面の広い畑が広がる後方には紅 葉が始まった多摩丘陵が連なる絶景を堪能できま した。

のどかな里山風景が続く一帯を更に歩くと、恵 泉女子大学の広い教習農場が現れました。近くの 畑に旧知の農家さんがおられたので、しばし雑談。 お元気そうでなによりでした。

妙桜寺の手前に到着。ここから左手の雑木林の 中のでこぼこ道に入ります。鎌倉古道と並走して いるこの道の、落ち葉の絨毯を踏みしめて下って いくと、恵泉女子大学管理の田んぼに出ます。こ こでは春の田植え、秋の稲刈り、餅つきなどが年 中行事として学生と地域の人々の共同により継続 されており、私も楽しみに参加しています。

さて散策ですが、大犬久保の分岐点から続く布 田道に出て関谷の切り通しへ向かいます。この辺 りの里山も昔の面影が残り、造成された少年野球 のグラウンドだけが目新しい。切り通しは両側か ら大木や延びた竹が道路を覆い、崖からは木の根 がはびこり、今にも崩れ落ちそうでいながら、周 囲から護られているような安心感に包まれます。

今から六十年以上も前ですが、幼少の頃、この 先に母の実家があり、何度も通った道が当時とま ったく変わらず残っていることは驚きでした。そ の頃は、歴史上重要な古道であったことなど知る 由もありませんでしたが。

この後「小野路宿里山交流館」まで歩き、「小野 路うどん」の定食をいただきました。地元に古く から伝承されている郷土料理で、わたしにとって は懐かしい母の味でもあります。昼食後、多摩市 の一本杉公園まで歩き、園内の古民家の縁側で一 休み、解散となりました。

町田市の北部丘陵に位置する小野路。わたしはこの地で農家の長女として生まれました。結婚を機に東京都心に移り住みましたが、十年前、夫の定年と同時に当初からの希望どおり戻って来ました。今では先祖から受け継いだ畑で、野菜づくりなどを楽しみながら暮らしています。この懐かしい土地が「にほんの里山100選」に選ばれ、程なく里山交流館が開設されたことにより、小野路の誇るべき里山風景を愛する多くの方が散策に訪れてくださることを願っています。
(松尾 加代子)



秋の実りの柿を収穫


みどりのゆび管理里山にて
2020.10.25 00:00 | 固定リンク | 未分類
「大和泉の森」観察会
2020.10.05
山田先生による「大和泉の森」観察会
講師:日本植物学会副会長山田隆彦



コロナの自粛期間は、悪いことばかりではなかったかもしれません。家の周りを散歩したり、今まで気づかなかった雑草にきれいな花を見つけたり、名前が知りたくなったりしませんでしたか?
そこで、ネットで連絡できる有志で、“スミレ博士”こと山田隆彦先生に「大和泉の森」の自然観察会に連れて行っていただきました。もちろんソーシャルディスタンスは心がけて。井上、鈴木、宇佐見、佐藤、横山、神谷の6名が参加しました。


大和に、しかも小田急線大和の駅近に大きな森があるのは驚きでした。泉の森は、相模湾に注ぐ引地川の源である大和水源地を中心に広がる、大和市の自然の核となっている公園。樹林地と水辺空間が特色ある生態系を形づくり、約900種の植物が年間を通じて約50種の野鳥をはじめ、生き物たちと生息しやすい環境を育んでいます。
この水源を守るために保全されたクヌギ、コナラなどの雑木林、また、相模野台地の昔の景観を今に残す県指定天然記念物「しらかし林」やスギ、ヒノキの針葉樹林の林床には、山野草などの植物が季節を謳歌しています。木漏れ日を受けて咲く自生のキツリフネ、ウバユリ、ヤブミョウガの群生がとりわけ印象的でした。
山野草園では朱赤のフシグロセンノウ、キツネノカミソリを見つけて大騒ぎ、濃厚な香りの向こうには華麗なヤマユリが。またオニユリやタマアジサイなど、夏の花々が暑さを一瞬忘れさせてくれるひと時です。
泉の森には自然観察センターやキャンプ場など、さまざまな施設があります。中でも湿生植物園をまたぐように架かった「緑のかけ橋」からは、約42haという広大な園内が一望のもとに。秋口には真っ赤なヒガンバナが群生するという。樹林帯と水辺空間も一体にして、どんな景観を展開するのか、今から楽しみです。





(横山禎子)




集合写真だからマスクは外そうか。いえ外さない


山田先生は「3密対策」にマイクの配慮


水車小屋が水辺の景観に貢献


「しらかしの池」にはカワセミの姿も


ヤブミョウガの群生が林床を照らす


ツボミが球のようだからタマアジサイ


強い日射しを跳ね返すオニユリ



遠くからでも香るヤマユリ


キツネノカミソリの名の由来は?


キツリフネの自生が広がる


ウバユリの群生は幻想的


「緑のかけ橋」を背にミソハギが

2020.10.05 10:58 | 固定リンク | 未分類